帰り道。

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「ちょっ…、な、何、痛ぇ…!!」 余りの早業と驚くほどの力強さに修平は眉をしかめながら男子生徒を引き剥がそうとしたが、ビクともしない。 男子生徒はバッと顔を上げると、「本当に!?」と念を押してきた。 修平は早く肋骨を折らんばかりのこの馬鹿力から解放されたくて、何度も何度も頷いた。 修平の頷きを見ると、男子生徒はすぐに修平から離れた。
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