用務員。
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携帯灰皿を作業着の尻ポケットに突っ込むと、のろのろとフェンス際まで歩いていく。 フェンスの規則正しい編み目のすき間からはゆらゆらと沈んでいく太陽が見えた。 この色が、光が、好きだ。 季節が流れて日の沈む時間がずれても必ずそれに合わせて此処へきた。 昼間輝く太陽よりも、夕方、ゆっくり惜しむように沈んでいくあの太陽が好きだから。
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