用務員。

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慌てて戻って、大急ぎでゴミを集めて捨てに行って、報告したが時既に遅し、叱られた。 「あーのくっそジジィめ…」 誰にも聞こえないように愚痴を言うあたり情けないと思う、が、少しでも腹の虫を落ち着けたかった。 乱暴に用務員室のドアを開けて、薄暗くなった室内に照明をつける。 勿論、誰も居ない室内。 靴を脱ぐ狭いスペースの奥に、3畳程しかない酷く寂しい光景。
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