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夜、バイトから帰ってきたら彼女が倒れてた
「桜…?」
カサッ
何かを踏んだが、暗くて見えなかった…けど僕にはそれが何かわかっていた
「また…か」
薬の数を数えてみた
「20…」
手首の傷、前より深い
刃物を取り上げる事はしない
取り上げた所でどうしようもないと解っている自分が憎かった
「とにかく手当てして…」
僕はぎこちないながらも消毒し、包帯をまいた
彼女が起きるまで、待つしかない
僕は彼女の隣に寝転び、軽く頭を撫でて眠りに就いた
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