シュウ

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    次に目が覚めた時、僕は病院のベッドの上にいた。   顔に包帯が巻いてあって、片目でしか物が見えない。     「お、父さま・・・?」     僕は知らない地で一人ぼっちになった様な気がして、お父さまの名を呼んでみた。     僕の隣のベッドには、誰もいない。   シーツはちゃんとかかっていたが、掛け布団は畳まれて置いてあるだけだった。    
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