‡一章‡

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ぬわあああああぁ! 突風のように 店内に走り込むおれ 唖然とする店員 おれは そのチャンスを 見逃さなかった 一息つくまをあたえずに すかさず “めっめっ面接を受ける  ことになてますですぅ” 言ったああああっ!!! 勝った 勝利を確信し おれは大事な事を 忘れていた なんとか想いを うまく伝えられたが まだ 最大の難問 最大の関所 め!ん!せ!つ! 面接!!! がのこってんじゃねえか! なに序盤戦でいきなり 完全燃焼しきちゃてんだよオレ∑(‥!? 店長不在らしく おれの面接を 担当するのは チーフらしき 普通のオッサンだ いかにこいつに ・まじめに仕事やります ・遅刻など皆無 ・長期でやっていきたいのです ・深夜もはいれます ・無断欠勤等できる人間にみえますか? などのアピールを できるかに 勝負はかかっている チーフめ なんて目だ おれの心を全て 見透かすよおな目で みてきやがる… こやつ相手に 偽りの言葉など ただの徒労におわろう… チーフ殿 貴殿はこの私の 昨日の晩飯が ガストのうどんだった事も 見抜いている 小細工は無用 勝負は一瞬 などと 妄想しながら 通されたのは 宴会ようの一番のお部屋だった この部屋でやつと 雌雄を決するのか ゴクリッ… その刹那 やつが先制攻撃にでた!? “この部屋で少々おまちくださいね(⌒ー⌒)” おれもすかさずかえす “あっはいわかりました” そしてやつは去っていた 第二章に続く
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