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ある日……光が消えた     どうして? 助けてくれるんじゃないの? また、自分を一人にするの?     いくら呼んでも光は戻って来なかった。       何度もこんなコトがあった……   でも、光が現れても、赤黒いものが滴らない日はなくなっていた。   どうして自分は生きてるの……? 何故みんな、中途半端な気持ちで近づくの? 何故いつも突き放すの? 何故…自殺しようとすると止めようとするの? どうせ、捨てるクセに……… 信用させておいて、めんどくさくなれば裏切っていくくせに…… 最後はより深いところに落とすクセに……   もぅ信じない。 誰も近づかないで みんな、みんな、大嫌い     また、滴る赤黒いもの もぅ、涙はない   ただの血という名の赤黒いものを流すダケの俺がいる 生気がまるでない……心を失った人間がそこにいた
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