帰り道

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シュウ「青い~ケシの花びらが~風もなく揺れてたら~~~」   ???「ねえ。その歌なんて言うの?」   お気に入りの歌を歌いながら帰っていると急に呼び止められた。   シュウ「えっ…」   僕はこの道は誰もいないと思っていたので、歌を聞かれ少し恥ずかしかった。   ???「さっき歌ってた曲はなんて言うの?」   もう一度、問われ確実に彼女の存在に気付いた。   僕は声のする方へ顔を向ける。   声は大道路を挟む降下通路入口からだった。   そこには、白い帽子にワンピースを着た女の人が階段の手すりに寄りかかり立っていた。   シュウ「歌聞いてたの?」   彼女「うん、歌上手だね。で、曲名教えてよ。」   シュウ「ワン・ライフって言って、ピロウズってグループの曲だよ。」  
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