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何もやる気も起きず、何も食べたくない。口に出来るのはコーヒーと煙草だけだった。
心配した澄麗が雑炊を作ってくれた。
澄「とりあえず!食べたくなくても、ここにある分だけはきちんと食べること!!でなければ、煙草は取り上げるよ!!」
キツい言い方にも愛を感じられた。
言われるがままに雑炊を口にすると、澄麗の温かさが身体中を包んだ。
私「ごめんね…。お姉ちゃんこんなんで…。自分がこんなにも打たれ弱いとは思ってなかった」
澄「え?私は前から知ってたよ!お姉ちゃん、気付いてなかったの?前からなんかあると、すぐに食べなくなってお酒と煙草ばかりになってたじゃん(笑)」
私「そうだっけ…あぁ…言われればそうだわ(笑)」
ようやく自然に笑うことが出来た。
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