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「やめてよ!」
玲奈も他の二人に囲まれていた。
くそ!
男だったら普通にボッコボコにしてやんのに……。
そんなこと思っても今は女…。
どうすることも出来ない。
このままこいつらに連れ回されるのなんて嫌だ。
嫌だ……。
「おい…そいつら俺の連れ…。その手、離せよ」
後ろから男の声がする。
振り返るとそこにいたのは…一輝… だった。
「あっ?この子達、俺達と遊びたいみたいなんだよね…。お前は引っ込んでろよ」
俺の腕を掴んでいた男が一輝に言う。
「お前らみたいなレベルの低い男とこいつらが遊ぶ訳ないじゃん…。自分の顔見直してくれば?このカス…」
出た…。
一輝の毒舌。
一輝は男達を挑発していた。
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