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「一輝ありがとう♪」
玲奈が一輝の元に駆け寄る。
「別に……」
一輝は肩に掛けていたバッグをかけ直す。
俺はふぅと息を吐く。
少し怖かった。
なんだか男のときと女の時で男の見え方が変わった気がする。
身長が低くなったのもあるけど、また違う風に……。
「一輝助かった。ありがとう」
俺も一輝にお礼を言う。
「…別にいいって…」
一輝の顔が少し赤くなった…気がした。
「それより一輝どうしてこんなところにいるの?私達付けて来てたとか?」
玲奈が不思議そうに聞いた。
「楽器屋行こうとしただけ…」
一輝は普通の涼しい顔に戻る。
「そうなんだ♪じゃあ私これから用事あるから愛も連れてってあげてくれない?」
玲奈が突然とんでもないことを言い出した。
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