プロローグ

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1999年、春。 弁天町は、弁天製薬の薬品研究所がある、お膝元とも言うべき小さな町。 都心から離れた郊外に位置するため、町を彩る風景からはどこかのんびりとした印象を受ける。 その弁天町の駅に、一人の少女が降り立った。 御堂島 優 -ミドウシマ ユウ- 彼女は東京の学校である事件を起こし、転校を余儀なくされてしまったために父の友人である鷹野宅へ預けられることとなったのだ。
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