始まり

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男は声を必死の思いで押し殺した。 ろくに呼吸もせずに… しかし部屋はシンと静まり返ったまま何の物音一つしない。 男は緊張感から、重い空気から解かれた。 もう何も起こらないんだ… もう大丈夫なんだと思い男はベッドから起き上がってしまった。 男は目の前を見ると一気に顔から血の気が失せた。
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