保健室☆パニック

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  「ひぃ……っ、く、来るな~~~っ!」   僕は迫ってくる海斗から逃れるために、海斗を突き放すように後ろへ強く押す。 だが、今の僕は女の子。 押す瞬間に、海斗に両腕を掴まれて、そのまま、ソファーへと押し倒される。   「きゃあ……っ!」   ソファーへ、強く押し倒されて、声が出てしまう。 幸い、ソファーのクッションが利いていたために痛みはなかった。 海斗は僕の肩の傍に手をついて、僕の体に上乗りするような状態でいる。   「いってー……!」   足に負担を掛けてしまったのか、海斗が痛がる素振りを見せた。   「だ、大丈夫……?」   僕は心配そうに聞いてみた。   ……って、自分が危うい中、海斗を心配する僕って一体……。     「あ、ああ……平気だ……、……ぁ……」   何故だか、海斗の言葉が途切れていく。 その目が大きく開かれ、眼孔が細くなり、頬に少し赤みが増してきている。   「……どうか……した?」   「いや、その……えーと……」   海斗の顔色を見ながら、不思議そうにする僕に対して、海斗は口ごもるように言う。  
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