保健室☆パニック

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  「ん? 何……?」   「お前、……いや、俺が悪いんだけどさ。この体勢を見て、気づかない……のか?」   「へ……?」   僕と海斗のお互いの体勢を改めて、よく見てみる。   ……海斗は何を言っているんだ? 体勢って……。 だから、僕は海斗に押し倒されて、僕の上には海斗が……。           ……あれ?           「あ……えーと……」   僕も今のこの体勢、状況に気づき始める。 海斗の顔を見ると、頬の辺りが真っ赤に変わっていた。 そんな海斗の様子につられてしまい、僕も意識して恥ずかしくなってしまう。   「あ、その……! いや、これは……男同士だし、別に問題は……! でも、体は女の子で……えと、えーと……!」   混乱して、自分でも何を言っているのかわからなくなる。 というか、すごく言葉があやふやだ。  
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