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「はい、そこまで。ありがとう、伊藤さん」
先生に止められて、僕は席に座る。
はぁ~……、なんだかなぁ~。
僕の方まで、気が参りそうになってしまう。
今日は海斗と一緒に下校しない方がよさそうだ。
とりあえず、距離を置かなきゃ……。
「はぁ……」
かったるい嘆息を終えた後、窓から見える大空を見た。
快晴。輝かしいくらいに晴れていて、眩しい。
こんな良い天気なのに。
本当に……やれやれだ。
神様の……馬鹿。
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