3632人が本棚に入れています
本棚に追加
/161ページ
僕、本当に女の子になってしまったのか。
……お父さん達にはどう説明すればいいんだろ?
というか、これって治るのか……?
はぁ~……、厄日だ。
この後、「とりあえず、僕は大丈夫だから」と海斗に話して、家に帰した。
海斗は「何か手伝える事があったら言ってくれ」って、帰る間際に言っていたけど……。
うん、まぁ……こればかりはさすがに……ね。
それよりも、一番大変だったのは兄さんだ。
学校から帰ってきて、僕の顔を見たときの第一声が「一目惚れしましたぁああーッ!! 付き合ってください!!」って……。
……普通はまず、見慣れない女の子が家にいる事に怪しいと思うだろう。先にどなたか名前を聞くだろう。
はぁ~……。
前に言ったが、兄さんは確かに面倒見がよくて優しい良い兄なんです。
……ある一つの事を除いては。
「うぉおおおーッ!! ビバ! 美少女!! 誰だかわからないけど、とにかく好きだぁあああーッ!!!」
……そう。
兄さんは「ド」がつくほどのスケベで変態なのです。
最近は収まっていたので、もう大丈夫だと思っていたのに……。
はぁ~……。
最初のコメントを投稿しよう!