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……となるとなんだ?
あれか……、えーと、つまりは……。
僕って……当分は女の子のままなの?
い、いや……もしかしたら、ジュースの効力が切れるかもしれない。
と、とにかく!
とりあえずは今後の様子を見て、行動しなきゃ……。
僕は自室に戻って、ベッドへと倒れこんだ。
今は色々考えても仕方ない。
……今日はもう寝よう。なんだか、考えすぎて疲れてしまった。
ああ……これが悪夢なら、夢から醒めた時に何も起きなかった事にして欲しい。
……神様、是非お願いします。
僕を災難に振り回さないでください。
「はぁ~……」
ベッドの隣にある小テーブルには、若い頃のお母さんの写真が置いてあり、僕はその写真へと目を向ける。
写真に写っていたお母さんは、僕の姿にどことなく似ていた。
いや……、この場合、僕の方が似ているのか。
「……おやすみ、お母さん」
母への就眠の言葉を済ませた後、僕は深い眠りへと落ちていった。
で、現在だ。
「はぁ~……」
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