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「そ、それじゃあ、10時までに用意しておいてね!」
僕は食べ終わった食器を台所まで持っていって、そのままリビングを後にした。
「け、蛍と二人きりじゃ……なかったのね……、とほほぉ~……」
自室へと戻った後、僕はどの服装で出かけるのかを考えていた。
……一応、女の子らしい服で行くほうがいいかな。
とりあえず、選びに選び抜いた服を取り出して、それを鏡で自分の体に合わせてみる。
「う~ん、とりあえずこれでいいかな」
着る服が決まった後、僕はさっそくそれに着替え始める。
少し大きいが、外見上対して違和感がなかったので良かった。
よし、……上出来だ!
後はこの長い髪の毛だな。
腰まで長いとなると、うっとおしいし……髪の毛くくろうかな。
「さて、……どうしようか。普通に一つくくりでいいかな……」
「――待てぇえええエエエエーッ!!」
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