脅威のランジェリー

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  「えーと、……とりあえず、これでいいのかな?」   兄さんが出て行く際に渡してきたリボンを左右にくくり、ツインテールの髪型が完了する。 ……ああ、本当にアニメみたいな髪型だ。 鬱だ。鬱病にかかりそうだ。 なんか女の子になってから、たったの1日で兄さんの遊び道具にされたような気がする。   「あ、そうだ! 海斗に連絡しなきゃ……」   僕は携帯電話に登録しているアドレス帳から海斗の電話番号を選択して、電話を掛けてみた。     プルルルルッ! プルルルッ! ブツンッ!     「あ、海斗。今日、買い物に一緒に行かない?」   「別にいいけどさ、お前何か買うものが……」   海斗がそう言いかけて、途中で言葉を止める。   「あ~、服か!」   「そうそう! あと、下着の方も買わなきゃいけないんだ」   「し……下着なぁ~……」   海斗が言葉を濁しながら言う。 きっと、察しがついたのだろう。  
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