3632人が本棚に入れています
本棚に追加
/161ページ
「やっぱりな……、はぁ~」
海斗がいかにも嫌そうなため息をはく。
そして、僕に腕を引っ張られながら、ランジェリーショップ内へと入っていった。
その光景は僕達の予想を遥かに上回っていた。
「す、凄い数の量の下着だな……」
「そ、そうだね……」
白色にしましま模様や、ピンク、黒、水玉、……ああ、もう数え切れないくらい豊富な種類の下着が揃っていた。
僕と海斗は当然、目のやり場に困ってしまった。
「は、早くしてくれないか、蛍。俺、周りの人からすごい敵意の目で見られていて辛いんだが……」
今は女の子である僕の側にいても、やはり周りの女性からはランジェリーショップに男がいる事に許せないのだろう。
なんという……。
恐るべし、ランジェリーショップ!
「すみませーん!」
僕は店員を呼んだ。
すると、レジにいた店員さんがすぐに僕の方へと向かってくる。
最初のコメントを投稿しよう!