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というか、男から女に変わってしまった事に疑問を持って欲しいくらいだ。
……普通に考えるとおかしいと感じるだろう。
まぁ、学園長が気をきかせて、他の教師、及び生徒にはこの事を極秘にしてくれたので助かるばかりだったのだが……。
「はぁ~。それにしても、この制服のスカート、短すぎだよ……」
スカートの裾を持ちながら、位置を調整する。
このスカート、階段を上がる際に下にいる人に見えそうなくらい丈が短かった。
……うぅ。
今なら、短いスカートが嫌な女性の気持ちもわかる気がする。
「おーい! 準備できたか~?」
兄さんの呼ぶ声が一階から、聞こえてきた。
僕は用意した学園用の新しい鞄を持って、一階へと降りていく。
玄関には既に支度を整え、準備万端の兄さんが待っていた。
「ごめん、兄さん。待たせた?」
「いや、全然大丈夫さ! マイハニー!!」
はぁ~、……朝から本当にうざいテンションだ。
いい加減、「マイハニー」や「マイシスター」とか言うのを本当にやめていただきたい。
「それよりもだ! 蛍!!」
「……なんですか? 兄さん」
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