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というか、そんな自信たっぷりに言われましても、こっちは全然安心できません。
……逆に凄まじい寒気がたちますから、やめてください。
うぅ……、この変態な部分さえなかったら、凄く良い兄なのに。
この際、どんな手段を使ってでもいいから、僕の一般常識を分けてあげたい。
ああ……、神様。
何故、どうして、僕はこんな変態な兄の弟として誕生させたのですか?
欲は言いません。
ただ、普通の兄が欲しいだけです、神様。
……はぁ~。
本当にあんまりだ。
兄弟なのに、なんで兄さんはこんな変な性格になったんだろうか……。
「はぁ~……」
「……あ! なら、こうしようか!」
兄さんは、ポンッと手の平に、手を置いた。
何か良い考えが閃いたのか、満面の笑顔になる。
……僕にとって、その笑顔は驚異的なくらいに、不気味に感じた。
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