保健室☆パニック

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  僕は佐倉さんを見送った後、保健室へ向かった。   もちろん、僕の身体には怪我なんてないし、どこも悪くない。       ……しかし。   やっぱりまだ、ブルマを穿くという事に抵抗感が残っていたのだ。       佐倉さん、本当にごめんなさい。   心配をかけてもらっているのに、こんなくだらない理由で授業をサボっちゃって……。   「はぁ~」   なんだか、彼女の信頼を裏切っているみたいで、自分に嫌悪感を抱いてしまった。   「はぁ~……」   もう一度、深いため息をついてしまう。   そういえば、最近、ため息をつく事が非常に多くなっている。 もちろん、ため息の原因は、主に兄さん絡みだ。   だが、少なくとも学園では、兄さんはあまり関与していないので、やっぱりこれは自分の責任なのかもしれない。   いや、責任じゃなくて、僕のワガママだな。           やっぱり、ブルマを穿かなきゃいけないのかな……。       はぁ~。  
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