保健室☆パニック

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  保健室へと着く。   「失礼します」   ドアをそっと開け、一言入れてから、保健室へと入る。 入った瞬間、保健の相崎先生と目があった。   「あら、“また”、貴方ね……。何? 今度はどうしたの?」   相崎先生は呆れた顔を浮かべては、苦々しく言った。   「あ~……えーと、また、体調が悪くなっちゃって……」   あはは、と苦笑いする僕。       相崎 真弓先生。 保健室の先生をしており、体育の時間をサボる際、お世話になっている先生だ。       「はぁ、“また”……ねぇ~……」   軽い溜め息をついた後、先生は疑っているような眼差しを僕へ向けた。 ……さすがに体育の時間を立て続けに五回も休むと、それはもう確実にバレてしまうだろう。   あぅ……。  
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