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保健室へと着く。
「失礼します」
ドアをそっと開け、一言入れてから、保健室へと入る。
入った瞬間、保健の相崎先生と目があった。
「あら、“また”、貴方ね……。何? 今度はどうしたの?」
相崎先生は呆れた顔を浮かべては、苦々しく言った。
「あ~……えーと、また、体調が悪くなっちゃって……」
あはは、と苦笑いする僕。
相崎 真弓先生。
保健室の先生をしており、体育の時間をサボる際、お世話になっている先生だ。
「はぁ、“また”……ねぇ~……」
軽い溜め息をついた後、先生は疑っているような眼差しを僕へ向けた。
……さすがに体育の時間を立て続けに五回も休むと、それはもう確実にバレてしまうだろう。
あぅ……。
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