保健室☆パニック

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  「……あれ? 蛍、お前もどこか悪いのか?」   海斗は話しかけながら、僕が座っている椅子の前側の席へと座りこむ。 僕は頷きながら、返事をする。   「う、うん。……ちょっと、体調を崩しちゃってね」   僕の答えに、海斗がじっくりと目を見つめてくる。 何故だか、海斗の顔はニヤニヤと笑っていた。   「……本当は、女子の体操服を着たくなかっただけじゃないのか?」   「う……」   思わず、顔をしかめてしまう。 あまりにも図星だったために、言葉が出ない。   うぅ、……鋭い奴め。     「ほ、ほら! そんな事は置いといて……、足捻ったんだよね?」   これ以上、この話を続けられると、海斗にもっとからかわれると思った僕は、すぐに海斗の怪我の話へと切り替えた。  
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