異形の歌姫

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「あれがきょうからおまえのいえだよ」 おかあさんはまえをゆびさして言った。 わたしはびっくりしてこえをあげる。 「わぁ、すごい!」 いろんないろがきらきらしてて、目がまぶしい。 はじめて見る、きれいないろ。 わたしはそれをゆびさして、おかあさんにたずねた。 「これはなんていういろ?」 「あかだよ」 「これは?」 「あおだよ」 「おやおや、げんきなおこさまだ」 きれいないろをかきわけて、小さいおじさんがでてきた。
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