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「じょうをうつすとあとがつらいぞ。はやく行きなさい」
ざちょうさんはうんとせのびして、おかあさんのかたをたたいた。
おかあさんはそれにしたがうように、来たみちをもどりはじめた。
「おかあさん!どこいくの、おかあさん!」
わたしはいっぱいさけんだけど、おかあさんはそのままもりにきえていった。
「だいじょうぶ、おかあさんはすこし出かけるだけ。いいこにしてればまたあえるから」
ざちょうさんは、こんどはせのびしないでわたしのかたをたたいた。
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