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蝉の声が聞こえる
夏本番までまだ時間があるだろうに気の早い奴らだなあ
留美はそんなことを考えながら、コンビニ前の掃除をしていた。
時刻は深夜の一時とうてい若い女の子の仕事をする時間ではない
が留美はそんなことお構いなしとばかりに鼻歌交じりで掃除を済ませていた
「あぁ~早くバイト終わんないかなぁ」
留美の口癖が始まった基本的に働くことにあまり積極的ではない留美よくそんなことを口にする
深夜のコンビニは当然のごとく静まりかえっており留美がぐちりだすのもやむおえない状況であった。
深夜のコンビの仕事といったらもっぱら掃除と品だしでそれ以外はあまりやることがないのだ
同僚の浅田という一つ下の青年も今ひとつ留美の興味をそそらなかった
留実は二十歳まだ若々しくはじけるような年頃であるそんななか留美は運命の人と出会った
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