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「かっこいいですね!!」留美の口からでた言葉はとっさにこれだった。
ふらりと立ち寄った精悍な顔立ちの青年
留美は一目で恋に落ちたのだ
何か話しかけなくては、何かこの人の記憶に残ることを…
そう考えてとっさにでたのが、「かっこいいですね」だった
しまったっと思ったときには時すでに遅く口から言葉がでてしまった案の定あいては鳩が豆鉄砲を食らったかのようにキョトンとしている
違う言い方にすればよかった、
そう思い後悔の波が押し寄せてくるとき彼はぽつりとこう返事をした
「ありがとうございます」
すこし赤くなりはにかんだ様子がまた途方もなくかわいく見えた
おそらくは年上でありまた男性に対する表現としてはおかしいかもしれないが留美はこのときしんそこ相手の青年をかわいいと思ったのだった。
二人の間になんともいえないほんわか暖かい空気が流れた。
お釣りをわたし彼がいってしまうまぎわ最後に一言だけ留美はこういった
「ありがとうございましたまたいらしてください」
二人の出会いは突然だった。
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