プロローグ

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 放課後の校舎の屋上は何ともいえない雰囲気で溢れている。 西の空には太陽が沈みかけ、夕焼けが広がり、東の空は薄暗くなり、夜の闇が迫ってきていた。 当たり前の光景だけど、そんな毎日の空が彼女は好きだった。 なあ、唯。 この景色を見てる時だけはお前を思い出していいよな。 .
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