独り歩き

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    「作らなければ!」     と、跳び起きたのが午前3時だった。まだうす暗い空に1匹の白い烏が飛んでいた。瞳は鮮やかなあさぎ色だった。     それから僕は淡々と作業の準備をしている。     真っ白な壁の部屋と台所とをひたすら往復しては窓の外を眺める、といったのを繰り返す。     よくわからなかった。
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