世界の始まりと、終わりと

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 ――死ぬ。  敗北を覚悟したそのときだった。雷が鳴り響き、眼前の魔物に落ちた。  それの意味することにユウが気付く前に、女性の姿が眼前に躍り出る。どうやら路地に面していた建物の屋上から跳躍したらしい。 アン「はやくとどめ刺しなさい!」  その言葉で思考を取り戻し、ユウは瞬時に抜刀する。そして、黒焦げとなった魔物に切りかかる。 アン「やるわねw」 ユウ「君が魔法で援護してくれたからだよ」 アン「だけど、まだよ!」  女性の言う通りだった。  改めて敵の姿を確認する。イマディンの地でも最凶の魔獣と呼ばれるエンシェントドラゴンだった。 ユウ「エンしぇんと!?馬鹿な!!!」 アン「二人がかりでもきついかもね^^;」  アンはまた魔法の詠唱に入った。
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