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「あ?これはなぁ……俺の恐ろしさを題材にしたショートムービーだ!」
パン、パンパン!
いつの間にか持っていたクラッカー(しかも3つ)を鳴らす霧島。
「これを青龍に見せつけんだよ!んで恐ろしさにビビった青龍会の連中を朱雀会に引き込もうって作戦!」
「でもさ、翔。」
皆藤がサラッと言った。
「これさ、最後のスタッフロールいらなくない?」
「…………。」
事務所が静まる。
「しかも『朱雀会下っ端の皆さん』とか……映像が演技って丸分かりだし。」
「ぬぬ……。」
「屋敷燃やす意味もわかんないし……。どこの屋敷か知らないけど。」
「……ちょっと待て。」
樋村の表情が青ざめる。
「あ、気づいたか?ロン毛の爺ちゃんち。」
「ぬ……ぬわにしてんすかああぁぁ!?」
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