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そこは、
真っ白な世界………
ここには、
僕と………
向こうには大きな樹…
この樹なんの樹気になる樹だ。
僕は走って樹の傍まで行く。
そして、背伸びして僕は
樹がなんの樹か確かめる。
「あ………」
樹は、林檎の樹だった。
赤く熟した林檎の樹……
そして突然、
僕の喉が焼けるように
痛みを発した……
声が…………出ない………
僕は無意識で
林檎を摘み……
無我夢中でかじった。
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