第二章 エデン

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そこは、 真っ白な世界……… ここには、 僕と……… 向こうには大きな樹… この樹なんの樹気になる樹だ。 僕は走って樹の傍まで行く。 そして、背伸びして僕は 樹がなんの樹か確かめる。 「あ………」 樹は、林檎の樹だった。 赤く熟した林檎の樹…… そして突然、 僕の喉が焼けるように 痛みを発した…… 声が…………出ない……… 僕は無意識で 林檎を摘み…… 無我夢中でかじった。  
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