へび王

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長い沈黙が続きます 沈黙の後、双子の姉弟の女の子のナリタが、手をぎゅっと握りしめて、母親である女に声をかけました。 「お母さん、ネリマと一緒に、この国で暮らして頂戴。ほら、私はネリマより、ちょっとだけお姉さんでしょう?それにネリマは男の子だわ。お母さんはこの国でも野菜を作っていかなけりゃいけないのでしょう?土を耕すには、男の子の力が必要だわ」 「ナリタ!」 女はナリタを抱きしめて、声をあげて泣きました。 「すまない、すまないねぇ」 と 「決まったようだな」 へび王は窓の所から、身軽に飛び降りると、必死でナリタにしがみつく女を無理やり引き剥がし、ナリタの腕を掴んで、城の方へ引きずって行きました。 「娘の処刑は城の中で行う」 そう言うと 扉を閉めてしまいました。
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