へび王

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―いつか、僕に力がついたら……!― 扉を閉めたとたん、へび王はナリタに囁きました。 「おまえはもう、死んだのだ。だから、何をされても、かまわぬのだ」 そう言うと、ナリタの肩に手をかけて、衣服を剥ぎ取りました。 「おまえ達、この娘を綺麗に洗ってしまえ。泥も血も、ひとつも残さずにな!」 ―やったぞ!― 心の中で、へび王はつぶやきました。 退屈な毎日 へび王はやっと、手に入れたのです。 生きた 話をする 感情のある 『おもちゃ』を…
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