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「青い魚だと?海ぢゃなく、この空の中を魚が泳いでいるのを見かけなかったかだと?」
鳥は
すっとんきょうな声をあげて笑いましたが
しばらくすると
何か急にズルそうな顔になって言いました。
「ああ……あいつか。あいつなら、元気に泳ぎまわっているぜ」
人魚はパッと顔を輝かせました。
「∞∞∞∞」
「そうさ、おまえも会いたいだろう?」
白い鳥は
ニタリと笑って言いました。
彼はお腹をすかせていました
そうして人魚は彼にとって、ちょうど良いごちそうだったのです。
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