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けれど ラニーニャの思惑は外れました つぎの日 森にきのこを採りに行ったエルニーニョは、枝に髪を巻き取られて、切ってしまわない事には、抜けられなくなってしまったのでした だから、せっかくラニーニャが髪を切ったのに、村人たちは家を通り過ぎるとき、窓を覗き見しては言うのです 「あのふたりは、なんて綺麗でそっくりなんだ。まるで、生きた鏡のようだ」 その言葉を聞いて十度目で、ラニーニャは髪をかきむしりました。 「いやよ、いや。そりゃあ姉さまは大好きよ。けれど、あたしは、あたしだもの。ふたり一緒に見られたくないの」
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