黒い蛇(青い魚3)
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「私は今から穴に潜るが、次の春にはもう出て来られないかもしれぬ」 蛇はまた しばらく黙り込み また話しだしました 「時々考えるが、私が死んだら、誰の『糧(かて)』になるのだろう?こんな蛇穴に入りこむ物好きは居やしないて」 蛇は首をふりました 「いいや……誰に喰われずとも、私のカラダは朽ちて、大地の滋養になるだろう。そうすりゃ、まわりまわって、おまえたちの『糧』にもなるのだろう?」
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