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店を出てから私は自転車に跨り坂道を下っていた。
「少し話しこんじゃったかな…。」
腕時計を見るといつもより少し遅れていた。
しばらく行くと同じ学校の制服を着た人達がちらほらと姿を見せ始める。
目の前に一際目立つ白髪の少女がで近づいて来た。
「あ、澄月さん。」
澄月と呼ばれた少女は振り返り、
「おはようございます。紫乃さん。」
「おはよう澄月さん。」
白髪の少女は流暢な日本語を話した。
彼女…澄月 月姫(すみつき かぐや)さんは私の友達、クゥオーターで外見は外国人風だけど生まれてからずっと日本にいるらしい。
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