スプルーアンス艦隊 壊滅す 後編

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戦艦ウィスコンシン後部飛行甲板―。 偵察に向かわせていたシーホークを収容していた。1号機は撃墜され、2号機は中破したものの、振り切る事に成功した。 艦長「…そうか。ナガト部隊が接近中か…。」 シーホーク機長A「はい。後3時間後に接触する可能性があります。」 シーホークの応急修理が急ピッチで行われた。3時間しかない。 ウィルコンシンの作戦会議室では先程の報告の内容を踏まえて話しをしていた。 副長「ナガト、ムツは主砲搭をそれぞれ1基ずつ下ろしているそうです。」 シーホークが撮ってきた写真を見ながら言った。 参謀長A「しかし何なんだ、この戦艦は?」 参謀長B「日本の新型戦艦か?」 艦長「いや、見た目が明らかに旧式戦艦ではないか?」 参謀長A「艦長、これは私的な考えですが…。」 参謀長Aが艦長に話しかけた。 艦長「構わん。続けなさい。」 参謀長A「パールハーバが襲われてから昨日まで一切見かけなかった戦艦があるのはご存知ですか?」 艦長「イセ級か?」 参謀長A「違います。イセ級は我がデイヨ艦隊と戦っていました。」 参謀長B「じゃあ何なんだ?」 参謀長A「それは…。」
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