スプルーアンス艦隊 壊滅す 後編

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一方戦艦大和の甲板上では、戦艦武蔵、長門、陸奥、扶桑、山城、空母信濃の艦長が揃って大和に来艦していた。全員米村と同期の人達だったりする。 岡島艦長「うわぁ…酷いな…。」 ラッタルを上がると見るも無惨な姿をさらけ出していた。 宮本艦長「激しく撃ち合ったんだなぁ。きっと。」 亜希子艦長「戦艦同士が戦うとこうなるのね…。」 瓦礫の山と化した高角砲、機銃群。所々に少し甲板がえぐられた跡がある。そしてあちらこちらで火災の後が生々しく残っていた。 この状態は俗に言う満身創痍と言う奴だ。 米村艦長「やあやあ、皆さんお久し振り。満身創痍の状態だが、気にせず中に入ってくれ。」 亜希子艦長「いやいやいやいや、全然気になるからッ!」 吉野艦長「そうか?まぁ、俺の武蔵の方が被害が少なくけどな。」 亜希子艦長「あれで?」 戦艦武蔵の方に目を向けてみた。武蔵の副砲が乱杙歯の様にあちこちに突き出している。砲身が無くなってる所や有り得ない方向に向いている所がある始末だ。高角砲が壊滅的被害を被ってるのは言うまでもない。 とりあえず中に入った一行は作戦会議室で話し合うことにした。
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