傷だらけの撤退

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スプルーアンス提督は長官室で1人で籠っていた。 スプルーアンス提督「何とか脱出に成功したな…。噂通りヤマトは強かった…。我がアイオワ級戦艦がここまで追い詰められるのは初めてだ…。」 アイオワ、ミズーリ、ウィスコンシンはいずれも大破か中破していた。現在全艦艇合わせて15~20隻ぐらいしかいないのである。 スプルーアンス提督「とにかく今は1隻でも多くフィリピンまで連れて行かないとね…。」 窓から外を眺めながらそう言った。日本軍がフィリピンを攻略するのは時間の問題だった。     ―第2巻 完―
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