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時が経つのが早いと感じるのは私だけだろうか‥?
アッシュを殺して‥1年が経った‥
「レオナ~はいっ!コ・レ」
「‥日本刀?」
「そう!この近辺にウザイ奴らがいるんだよね~」
「殺して来ればいいの?」
「そうだよ!じゃあ、宜しく」
ここ最近は施設の外に出してもらえる様になった‥
まぁ、殺し屋としてだけど。
「ガハルさん‥良いんですか?外に出して‥」
施設を出て行くレオナの背中を心配そうに見つめる。
「いーんだよ♪ちゃんと帰ってくるから」
「今日、大人しく帰って来ても明日は帰って来るとは限りませんよ」
「必ず帰ってくるよ」
「何故ですか?」
「レオナが大切にしている友達が此処に居るから(笑)」
「‥クリフォードなら半年前に死んだじゃないですか」
「そーだよ‥でもレオナは此処に居ると思ってる」
「言ってないんですか!?」
「言ってないねぇ(笑)」
「知ったらどうするんですか?
今のあの子に太刀打ち出来る奴は此処にはいませんよ!?」
「大丈夫♪バレない様にするからさ‥そー怯えないでよ」
「普通は怯えますよ‥。あの子の成長ぶりには恐怖すら感じますし‥」
「恐ろしい子だよね‥でも‥」
「何ですか?」
「事実を知ったあの子はいったいどう行動するか見て見たい‥と、思うのは僕だけかな?」
微笑を零し中へ入って行くガハルの背中を見つめながら‥
「‥最近は貴方にも恐怖すら‥‥感じますよ‥ガハルさん」
肌寒い季節とガハルに抱く恐怖に身を震わすディーガル。
「雲行きが怪しいですね‥
‥雪が降りそうだ‥‥」
そう呟き中へ入って行くディーガル。
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