111人が本棚に入れています
本棚に追加
人を殺す恐怖‥殺した罪悪感‥
最初は体に染み付いて取れなくて‥毎晩うなされてた‥
でも、何時しか体に纏ってた物に慣れ‥
無くて成らない物となった。
血の臭い‥硝煙‥鼻に着いて離れなくて頭痛に悩んでいたのに‥
今じゃあ‥その匂いに釣られて匂いがする方へと足が自然と赴く。
「な、何者だ!」
外での規則1.
名を名乗るな
「‥‥‥‥」
「こ、殺せ!!!」
外での規則2.
一人残らず殺せ
〔ザッシュウッ〕‥‥
「ぎゃあぁぁあ!!!」
「‥‥‥‥」
「た、頼む!殺さないでくれ!俺は関係ない!ただ居合わせただけだ!」
外での規則3.
目撃者は誰構わず殺せ
〔ザッシュウッ〕‥〔ビチャピチャ〕‥
赤く‥生臭く‥生暖かい‥
返り血を浴びた所から徐々に私の体温を奪う‥
時間が経てば血は固まり匂いも薄れ、私の体温も常温に戻る‥
その時が‥生を実感できる。
「かえろ‥」
今まで生きてる実感は必要なかったし‥
いらなかった‥
こんなに生に執着する様になったのは‥
やっぱりアッシュを殺した日からだ‥。
アッシュを殺した罪悪感だけは薄れる処か‥増すばかりだ。
「“justice”‥」
正義は‥よく‥わからない
.
最初のコメントを投稿しよう!