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「気に入ってる割には冷たいですね」
インスタントコーヒーをいれ
ガハルに差し出すディーガル。
「ん~じゃあ‥ディーガル君が決めてくれない?」
「嫌です。モルモットに名前なんか付けると感情移入するじゃないですか」
手を前に突き出しブンブン振り拒むディーガル。
「そんなに嫌がらなくてもいいじゃないか」
「‥今日って何日ですか?」
「日にちを忘れる何てね~お外に出た方が良いよ」
「忙しくて外出する暇がないんですよ」
ディーガルはコーヒーを啜る。
「今日は‥4月4日だよ」
「Σぶっ ゲホッ ケホッ‥」
口に含んだコーヒーをガハル目掛け吹き出すディーガル。
「Σきったなー!ちょっと 僕に怨みでもあるのかい!」
抱いてる赤子にコーヒーが掛からない様に瞬時にかわしたが
ガハルの白衣に茶色い水玉模様が出来ていた。
「すいません‥上に研究結果を報告しないといけないんですよ
じゃあ‥コーヒーは片付けて置いて下さいよ」
書類を持って 慌ただしく部屋を出て行ったディーガル。
「忙しい奴だね」
言われた通にコーヒーカップを赤子を抱いたまま 器用に片付けるガハル。
「‥4月4日‥‥ねぇ」
赤子を見つめ‥
「獅子‥‥レオナと名付けようかな(笑)」
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