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(パパもママも、学校も先生達や友達もクラスメイトも。皆…っ、皆大嫌いだ――――――ッ!!)
――――キキキキキィー…っ!!
『きゃあぁあぁあぁっ!!』
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「…ん?どうやら…、迷える魂をティーズが連れてきたようだよ?…ラスティ…。」
「その様、ですね…。」
《迷える魂を連れて参りました。ラスティ様。》
ティーズ、御苦労様。
そう言うと、ラスティはティーズの連れてきた少女を見つめ、
「迷える魂よ…。ようこそ、死人(シニビト)の森へ…。僕の名はラスティ。この森の番人で、アナタの様な迷いし魂の行く先をジャッジする死人護(シビトモリ)です。アナタの魂(ココロ)は迷っている為に…、この森に辿り着いた。もとい…、アナタの魂(ココロ)がこの森を彷徨っているんですよ…。」と、そう伝えた。
『わ、たし…。死んだの?』
「いいや。正確には意識を失っているだけに過ぎん。」
『アナタ達は…、死神?』
「私達か?私達は………。」
…とある理由から交通事故に遭い死人(シニビト)の森へと迷い込んだ少女に対するラスティのジャッジは…―――――!?
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