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夢か現実か…
わからない程度の意識。
誠が部屋に入ってきて、何やらやってる。
すると急に気持ちよくなった。
あぁ、冷たいタオル。
「38度8分。
こんなになるまでよく気がつかなかったよなぁ」
38度8分…
どおりで節々も痛いし、体だるい。
「誠?」
薄れ行く意識の中俺は誠の名前を呼んだ。
「どした?」
心配そうに俺の顔を覗きこむ。
「喉かわいた…」
「これ飲め。起き上がれるか?」
ポカリ。
そぉそぉ、熱が出たときはこれだよな…
よいしょ……
……………起き上がれません。
「無理すんな、ちょっと待ってろよ。」
すると誠はポカリを開け自分で飲み出した。
なにやってんだよ……
そして次の瞬間、
誠の唇が俺の唇と重なった
ゴクッ。
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