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しばらくすると部屋のドアが開いた
「遠い所をわざわざありがとうね…
きっと友治も喜んでるわ」
友治のお母さんだった
「いえ…
この度は御愁傷様です…」
「友治は、いい友達を持ったわね…」
友治のお母さんと少し話をしていると旅行の話になった
「そぉいえば、あなた達、今度旅行に行くんですってね」
「はぁ、ですが友治君がこれでは、旅行は行けません」
「そんな事を言わないで…
聞けば大学生最後の旅行って聞いたわよ」
「ですが…」
「行くところはどこ?」
「大分県の温泉地ですが…」
「こうしましょ
友治が好きだった、うちの別荘があるの
そこに、遺骨をまいて来てほしいの
友治はあそこだったらゆっくり眠れると思うの…」
「僕たちが、ですか?」
「そう、それなら友治とも旅行ができていいでしょ?
お願いできるかしら?」
みんなは、友治のためだったらと不安ながらも首を縦にふった
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